冬の終わりに灯る、小さな太陽
二月十四日。まだ冷たい空気の中で、ひときわ明るく咲く花があります。ミモザです。ふわりとした黄色の小花は、まるで小さな太陽を束ねたよう。花言葉は「感謝」「思いやり」「友情」そして「秘密の恋」。そのやわらかな色は、凍えた心にそっとぬくもりを届けてくれます。

言葉にできない想いを包んで
長いあいだ友達だった彼へ、本当は伝えたい気持ちがありました。でも壊れるのが怖くて、胸の奥にしまい込んでいたのです。そんな私の背中を押してくれたのが、ミモザの花言葉でした。「ありがとう」――まずは感謝から。その一言に、秘めた恋心をそっと忍ばせて。

黄色い花が導く春
勇気を出して渡したミモザの花束。彼は驚き、そして優しく笑いました。その瞬間、冬の景色が少しだけ春色に変わった気がしたのです。ミモザは教えてくれます。想いは、やさしく伝えればきっと届くのだと。
小さな黄色の花は今日もどこかで、誰かの新しい物語を咲かせているのかもしれません。
